中高齢にゼオスキンという選択

中高齢にゼオスキンという選択

<2020年6月11日 投稿:2020年9月4日リライト>

ゼオスキンヘルスのホームケア製品を取り扱い初めて3年近くなります。私が勤務する病院は美容クリニックではなく、いわゆる「総合病院」ですので、ネットやSNSでよく投稿されるゼオスキンの使用者層よりもやや年齢層の高い方々に処方する機会が多い印象です。いわゆる「中高齢層」の美容診療にも、十分ゼオスキンの良さは感じていただけます。なんなら、30台〜40台よりも、感動が大きいかもしれません。

年齢とともにターンオーバーは遅れていきます。その結果、肌の老化現象が生じるわけです。ゼオスキン のビタミンA/ハイドロキノン療法は中高齢の肌には非常に効果的です。

ビタミンAは老化によって遅れてしまった皮膚のターンオーバーを早める(正常化させる)働きがあります。肌のターンオーバーが遅れている中高齢ほど、効果が顕著に現れます。

ゼオスキンヘルスのホームケア

ゼオスキンのホームケア製品が美肌治療に効果的な理由を端的に説明するならば、「トレチノイン・レチノール(ビタミンA)による肌細胞の入れ替わりの促進」「ハイドロキノンによるメラニン色素産生抑制」がその本質です。

より積極的な改善を目指すセラピューティックコースと、ゆっくり確実に改善していくメンテナンスコースの2つのコースをメインとして、患者さんの予算や希望に合わせて医師が的確にホームケア製品を「処方」していきます。

病院での診察がないと購入できないホームケア製品であり、あえて「処方」という言葉を使いました。普通の美容化粧品に比べて効果の出方が強いので、医師がきちんと管理して、使い方の指導や、反応期の対応をしていくべき特殊なホームケア製品です。入手に手間がかかり、費用もそれなりにかかるホームケア製品ですが、それだけ得られる効果も大きいので、コロナ自粛中にはメーカーからの納品が追いつかないほど人気がでました。

中高齢の肌にゼオスキン

当院は総合病院であり、受付会計前のサイネージで「アンチエイジング外来」「ゼオスキン販売中」と広告していることもあり、病気の診察で来院された患者さんが形成外科に肌の悩みで相談に訪れます。70歳台くらいの方であれば、全く問題なくゼオスキンにチャレンジできています。

実は最高齢の患者さんは、当院では91歳の方に使ってもらっています。

その方は、肌に大きなシミができており、だんだん大きくなり、たくさんになり、顔全体にかなりのシミが占拠するような状態でした。「いつか真っ黒な顔になってしまうのでは無いかと心配で・・・」と、受診時に悩みを打ち明けられました。当院に来院されるまで、4施設の美容クリニック(皮膚科)で相談されたようで、どのクリニックでも「年相応なので、そのままにしなさい」と言われ途方にくれていたとのことでした。

こちらも91歳の方にゼオスキンという選択肢が正しいのか、悩みましたが紹介すると大変喜ばれ、費用も抑えたメンテナンス製品から「バランサートナー」「ミラミン」「スキンブライセラム0.25」の3点(28000円)をセレクトし、使い方を指導しました。少し心配だったので、購入後に製品に番号を記入して、使う順を再度教えました。

1ヶ月後、再診時の患者さんのお顔が忘れられません。シミは残っていましたが、ミラミン(ハイドロキノン)がよく効いてお顔全体が明るくなり、特に気にされていたところにしっかりスキンブライセラム(高濃度レチノール)が反応して薄くなっていました。赤みもほとんどなく、何より本人の満足度が非常に高く、満面の笑みをされて嬉しそうに1ヶ月の経過をお話しされました。

「年齢は関係ない」ということは、わかっていたつもりでしたが上記の診療で再認識した次第です。患者さんが診察室を出られていく後ろ姿は、背筋も伸びて来院時よりも冗談抜きで20歳ほど若返って見えました。

「乾燥」との戦い

ゼオスキンは副反応をいかに抑えながら、細胞のターンオーバーをうまくコントロールして肌全体を若返り健全に整えていくかが勝負です。ユーザーの患者さんからの訴えで最も多い相談は、ゼオスキン使用中に感じる「肌の乾燥」です。

当院では肌の乾燥対策として、常磐薬品のCELLNEW+モイスチャーミルクB12をお勧めしています。この製品は大変保湿力に優れた乳液で、ゼオスキンの影響で生じた乾燥肌に対して、しっとり感を取り戻してくれます。

それでも乾燥が止まらない方には、来院して受ける施術「超音波イオン導入」(ENVIRON)をお勧めしています。赤み・皮剥けなどのビタミンA反応も、超音波イオン導入を受けた直後から改善が得られ、それ以後A反応がピタリと止んだというような方もおられます。

個人的にはゼオスキン製品それぞれの特徴をしっかり把握して、副反応を最低限に抑えていくこと、万一生じた副反応に対しては的確に対策を施していくことをいつも心がけています。

美容治療を人生のごほうびに

美容に年齢制限はありません。とくに総合病院での美容は敷居も低く、中高齢の方々も受診しやすいと思います。何歳になっても「美しさ」を求めることは健全なことであり、「より若々しく生きよう」と思うことは、毎日に花を添えてくれます。

どうぞ気兼ねなく美容診療「アンチエイジング外来」を受診して、自分の許せる予算内でお肌のケアを楽しんでください。これまで一緒にがんばってきた自分の肌にご褒美を与えてあげてください。