Twitterの質問箱にきた「ゼオスキン関連」の質問と回答、第9弾です。
移行期に使い方や使用量を変えていく途中で肌に赤みや湿疹が出ると、何が悪かったのかよくわからなくなりますよね。
ミラミンを急に減らした事により反応が出る形は少数ですが経験あります。
また新規に入れた「高濃度レチノール」側の反応が遅れて出ているのかもしれません。
なのでうちの場合、移行期にセラピューティックとメンテナンスを混ぜることはあまりしません。
セラピューティックが終わったら、スパッとメンテナンスに変えます。
具体的にはミラミンがなくなったらミラミックスで代用、ミラミックスがなくなったらセラピューティック修了。 その後はメンテナンスに移行、といっても美白系をブライタライブに変えるのと、高濃度レチノールを週1−2夜のみ導入するだけです。
質問者様の場合、そもそもセラピューティックからメンテナンスへの移行期ということなので、トレチノインを続ける選択肢はないと思います。メンテナンスにさっさと完全移行して、まずは高濃度レチノール抜きで1−2週使用してみます。それで反応がなくなれば、高濃度レチノールを週1−2回夜のみ追加して様子を見ます。
ただし、良くあるケースとして、「化粧品のいずれの原因でもない」という場合もあります。
急に肌荒れが増えたときにまず考えるのは、「睡眠不足・ストレス・栄養バランス不良」です。 質問者様にお返事が遅れて申し訳ないのですが、その中でも特に「睡眠」についてもう一度見直してみましょう。
8時間寝ていますか?
もし「6時間寝ていて十分」と考えているなら、一度8時間睡眠を1週間試してみてください。特に10時から2時のゴールデンタイムに睡眠を取ることは重要です。化粧品はそのままで、肌質が劇的によくなることもありますよ。(外れたらごめんなさい)
メンテナンスプログラムのスキンブライセラム0.5%をお使いなのですね。
マニュアル通りであれば、基本的には週1〜2回夜間のみスキンブライセラム0.5%を使っているはずです。 特に紫外線が強くなる時期の「中断」は指示したことはありません。
ただし、レチノール使用中(反応中)の肌は、紫外線に反応しやすくなるため、日焼けで赤みが強くなったり、反応がでることがあります。
スキンブライセラムを制限するというよりも、日差しをうまく避けるとか、日焼け止めをしっかり使って対応していくという考え方のほうが個人的には好きです。
UVAは4−8月が、UVBは5−8月が強くなります。 基本のサンスクリーンプラスプライマーをしっかり塗った上で、パウダーサンスクリーンを上から満遍なくハケで塗布する。仕事帰り前や外を歩く際、お化粧直し時にその都度パウダーサンスクリーンで追加保護を入れていくなど工夫すると、スキンブライセラムの制限をしなくても大丈夫じゃないでしょうか。
手のシミについて使えるのは「ボディエマルジョン」と「ミラミン」です。
ミラミンは1本分(約3ヶ月)使ったら、「シーセラム」に変更して継続していく感じにしています。
濃いシミにはQルビーで対応していますが、色素沈着でやすいのと、出てしまうと消えにくいので、IPL(スポット照射)で薄くしていくこともおすすめしています。
色素沈着でにくいです。 補助的ですが、内服サプリメントも使います。(トラネキサム酸+ビタミンC)
手背は日焼けしやすいため、日焼けのケアも大切です。再発予防としては日焼けケアに気をつけましょう。
Photo by Andrea Piacquadio from Pexels