逆まつげ(睫毛内反症)の治療

逆まつげ(睫毛内反症)の治療

逆まつげは医学的には「睫毛内反症(しょうもうないはんしょう」と言います。生まれつき睫毛の生え方が逆立っており、眼球に向かって当たってしまう状態えです。後天的に成長していく途中で生じることもあります。生まれつき逆まつげがある子供さんは、その状態に慣れてしまっておりあまり症状を訴えないこともあります。成長につれて睫毛が眼球にあたり角膜に傷がついたりして、学校検診や眼科でコンタクトを作りにいったときなどに指摘されたりします。

下まぶたの睫毛が逆まつげの症状を伴いやすいですが、上まぶたでも症状がでることがあります。眼科に受診したりすると細かく乱生したものは抜かれることがありますが、2ヶ月くらいで生え変わり伸びてくるので解決になりません。抜く時の刺激で炎症を起こす時もあるので、形成外科を受診して手術を検討しましょう。

思春期以降(中高生)で局所麻酔の手術が可能です。当院ではHotz変法で対応しています。

 HOTZ法

逆まつげの手術

逆睫毛の症状

①まつげが目にあたり痛い。
②角膜の炎症の影響で目が赤い。結膜炎も伴う。
③目がゴロゴロと異物感がある。
④目ヤニが日常的に多い。
⑤目がかすむ。

まつげは本来なら瞼の淵から眼球から離れる方向に湾曲して眼球にあたりませんが、逆まつげの方はまつげが直接眼球に接してしまう(機械的刺激)ので、角膜に傷がついたり炎症を生じたりします。結果として上記の症状につながります。

逆睫毛になる理由

生まれつきの体質といってしまうとそれまでです。時に数本だけ内側に乱れて生えている「睫毛乱生」という状態もあります。まつげの生え際の炎症や外傷による傷などで部分的に乱生し、内反状態になることもあります。

小児期にみられる逆まつげは、まつげが生えているすぐ近くの瞼がふっくらとボリュームが大きく睫毛を眼球側に押し当ててしまっている状態が原因であることもあります。手術の時に少し眼輪筋や脂肪を除去してボリュームを減らすと改善します。高齢者の場合は老化現象も影響して皮膚がたるみ、結果として内反してしまうこともあります。

逆睫毛は形成外科に相談しましょう。

生まれつきの逆まつげや、乱生の軽症例ではすぐには手術しません。あまりひどいときは部分抜去で対応します。成長につれて目元の形状は少し変わります。結果として逆まつげが治ることもありますので、まずは学童期くらいまでは手術は行わず経過を見ます。あまりに重度な方はフレキシブルに対応します。

中高生になっても改善しない逆まつげは手術したほうがよいことが多い印象です。形成外科で対応できますので、ぜひ受診して相談しましょう。

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