- 2020年8月12日
形成外科の外来手術の費用について
形成外科の外来手術の費用について 病院の診療を受けた場合の費用は、その診療内容によって変化します。基本の診察料金は同じですが、使った処置の材料や処置の内容ですべてコストが決まっています。一つずつの値段を説明して、患者さんに選んでもらうようなことはしません。会計に行って初めて「〇〇円です」と価格を提示されるのが当たり前な業種です。他の業種からすると後から値段を提示されるなんてありえない話だと思います […]
形成外科の外来手術の費用について 病院の診療を受けた場合の費用は、その診療内容によって変化します。基本の診察料金は同じですが、使った処置の材料や処置の内容ですべてコストが決まっています。一つずつの値段を説明して、患者さんに選んでもらうようなことはしません。会計に行って初めて「〇〇円です」と価格を提示されるのが当たり前な業種です。他の業種からすると後から値段を提示されるなんてありえない話だと思います […]
足の蜂窩織炎とはどんな病気? 「ある日突然、足の一部に虫刺されが腫れたような部位が生じ、それが数日のうちに周囲に広がり、足全体が腫れ・赤み・熱感を生じるようになった。体の熱も出始めてしんどいので来院した。」こういった主訴で来院されることの多いのが、「下肢蜂窩織炎」です。幅広い年代の方に見られますが、比較的若年層は少ないように思います。働き盛りの中年層から、施設入所されている超高齢者まで、男女問わず […]
形成外科医が専門医を取得し、指導医になるまでの道のり 形成外科として一人前と言えるには長い道のりがあります。一つの目安として「形成外科専門医」という肩書きがあり、その上に「形成外科指導医」があります。この肩書きも、年々制度が変更となり、近年の改正ではいくら経験を積んでも大学医局との繋がりなくしては取得できないような制度に変わってきてしまいました。無所属形成外科医としては辛いところで、若手の形成外科 […]
褥瘡の治療のための栄養評価 褥瘡患者の治癒促進のために、栄養評価と栄養状態改善は出来ているようで出来ていないことの多い部分です。褥瘡の治療は長期化することが多いので、入院治療などでは初期の1週間の急性期治療・評価が落ち着けば、陰圧療法などの安定期に入るので、その頃に集中的に検討して、改善を試みることが推奨されます。栄養改善が創部治癒に影響し、ジワリと効いてくるのは数週間ほどかかりますので、慌てるこ […]
形成外科の手術点数はお手頃価格 形成外科の手術単価は他の診療科に比較すると、安価なものが多くなります。たとえば一番多い皮膚腫瘍摘出術は K006 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル未満 1,280点 すこし工夫して皮弁形成術にしても K015 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術 25平方センチメートル未満 4,510点 なかには1万点、2万点を超える手術もありますが、 […]
褥瘡の持続陰圧療法はレナシスがいい 褥瘡のデブリードマン後に持続陰圧療法を使用して肉芽形成を促進させるのは、ごく一般的な治療となってきました。当院でも、大抵はデブリードマンから持続陰圧療法を経て、皮弁や植皮術による閉鎖へ繋げていくことがほとんどです。 陰圧療法の機械としてはKCI社の「VACシステム」と、Smith & Nephewの「RENASYS」のどちらかを使用していることがほとんど […]