ゼオスキンが飽きられることはないのか

ゼオスキンが飽きられることはないのか

結論:ゼオスキンが飽きられることは「ある」と思っています。どんなに定着している習慣であっても、人気がある商品であっても、時代の流れとともに入れ替わってきているからです。

現在ゼオスキンは有名な美容クリニックでは取り扱っていないクリニックが少ないくらいに広まっています。急に拡大したわけではなく、オバジニューダームという「ゼオスキンヘルス」の前身となる化粧品がありました。20年前くらいに開発され、そこから「トレチノイン・ハイドロキノン療法」は定着し、Dr.ZEIN OBAGIが改良を重ねて、ZO SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)が生まれた経緯があります。

ここまでのブームになったのには、地道な努力や試行錯誤・改良の歴史があるので、にわかに出てきたブランドとは実力が違います。長年かけて消費者の厳しい目線から選ばれたのが「ゼオスキンヘルス」だと思います。

コロナ禍での大ブーム

Photo by Ivan Diaz on Unsplash

新型コロナウイルスによる影響が出始めたのは2020年から。2020年4月7日には1回目の緊急事態宣言が発令され、学校は休校になり、仕事は在宅ワークになり、オンライン化が急激に進みました。経済は停滞し、病院は対応におわれ、日本が大変な状態に陥りました。

その後、感染者数が減少し、go to travelなど経済活性化が進み始めてもやはりコロナの影はつきまとい、マスク生活は社会常識として自然と定着していきました。

マスクでダウンタイムがわかりにくくなることから、ゼオスキン:セラピューティックが流行り始めました。ビタミンAによる反応期のダウンタイムがマスクのおかげであまり目立たなくなったのが一因です。

それだけでなく、クリニックに通う施術よりもゼオスキンのセラピューティックのような「おうちで出来る積極的な美容」がコロナによる自粛にマッチしていたということも原因だと思います。外出できないことのストレス解消目的や、購買活動が制限されたことによる資金的余裕が生まれたこと、10万円の給付金なども追い風だったと思います。

ゼオスキンだけが恩恵を受けたわけではありませんが、その治療の質やダウンタイムの特性などから、数あるホームケア製品のなかでもゼオスキンは特別な広がりを見せたように感じています。一時期売れすぎて、輸入が追いつかなくなり日本からゼオスキンの製品が消えた時期もありましたね。

リピートしやすいラインナップ

コロナ禍の恩恵を除いても、ゼオスキンは「リピートしやすいラインナップ、プログラム」で提供されており、飽きられにくい構造になっています。

セラピューティックの劇的な改善を感じる3〜6ヶ月

その「耐性」を抜きながら、セラピューティックで持ち上げた肌質を楽しむ6〜9ヶ月。(メンテナンス期)

そして年1回、セラピューティックを再びトライすることによる「さらなる肌質向上」

この繰り返しを提案することで、リピート型の改善体験を演出できます。

他社のスキンケア製品との大きな違いは「一度劣化していく期間をメンテナンス期で上手くごまかせている点」です。

よくあるスキンケア製品は「ステップアップ型」で、効能が強力になり、使えば使うほど改善が得られるシステムになっています。このシステムは一見よさそうに思いますが、ステップ3−4−5と上がっていき、最上位まで到達してしまうと、それ以上が無くなってしまい、飽きられやすくなります。人間刺激がないと「他が気になる」ものなので。

その点、ゼオスキンの「劇的改善→ステップアップで維持期を「モヤッとごまかす」→さらに劇的改善」というやり方は、使う人にとっては、ずっと良くなっているような印象を与えるため、とても飽きられにくい構造だと思います。

担当営業さんの努力、人柄、能力値が高い

Photo by Matthew Osborn on Unsplash

ゼオスキンの担当営業さんは、全国にたくさんおられると思いますが、うちを担当してくれている営業さんは非常にプレゼン力が高く、商品についての知識も豊富です。商品トラブルなど何かあったときの対応も、これまで嫌な思いをしたことがありません。販売営業さんの能力値が高いことが、商品の拡大につながっているとも感じます。

どこのホームケア製品の担当さんも最初は丁寧で、対応もよいのですが、続いていくと徐々に人間性が出てきます。

採用してしばらくすると、まったく顔を見せなくなる担当や、連絡がなくなってしまう担当さんもおられます。我々医師は学会活動でたくさんのプレゼンを聞く機会があり、自らもプレゼンをする側なので、営業さんのプレゼンを聞いただけでその人の実力はある程度わかります。突然電話で問い合わせをしたときの対応力なども、その営業さんの能力がわかる瞬間だと思います。

うちの担当さんは近畿だけでなく関西(かなり遠方まで)を担当しているようで、ゼオスキンの取り扱いが急激に増えたため非常に忙しそうですが、こちらが相談したことはしっかり返答していただけますし、新しい情報もしっかり連絡してもらえます。

会社の信用度は、営業さんの能力に大きく影響を受けます。キュテラというメーカーの信用度はしっかりした営業さんたちの活動により根が深くなり、結果としてゼオスキンの販売拡大につながっているのではないかと思います。

揺るぎない強者の戦略

ゼオスキンは数あるホームケア製品のなかでも、まぎれもない「強者」となりました。強者には特権として「強者の戦略」が与えられます。追従する「弱者」を容易に叩き潰すことができます。

弱者が考えた「新しい工夫」も、強者は「簡単に真似して、一工夫たして、弱者よりも格段に巨大な販売網、宣伝網にて販売」できてしまいます。価格競争も弱者と強者がまともにやりあったら、強者が勝つのが当然です。

最近のゼオスキンの新製品を見ていると「強者の戦略」を上手く使えており、ゼオスキンファンとしては嬉しいかぎりです

世代交代は必ずやってくる

ゼオスキンを褒めちぎりましたが、ここまで言っておきながらなのですが「世代交代は必ず来る」と思います。

ゼオスキンに取って代わる化粧品シリーズがいつ生まれるのか。それはわかりませんが、時代は変わっていきます。

テレビがyoutubeに取って代わられたように、ゼオスキンも突然現れた「新製品」に、あっという間に置き換わってしまう可能性が大いにあります。

もしかすると、その「新製品」はすでに世に出ているのかもしれません。ゼオスキンを取り扱う一人としては、今後も長くユーザーに愛用してもらえるように、「価格」「効能」「興味」「安心」という面で、今後もゼオスキン製品が新しくあり続けてほしいと願っています。