Twitterの質問箱にきた「ゼオスキン関連」の質問と回答、第6弾です。
赤み、突っ張る感じがひどく、トナーでヒリヒリがきつい場合、ビタミンAの過剰な反応で皮膚炎すれすれの状態になっている可能性があります。
実際診察してみないとわかりませんが、うちの患者さんなら一旦ビタミンAを含んだ化粧品全般の休薬をおすすめします。
まずは処方うけたクリニックで相談しましょう。 「乾燥しないと剥けない」は本末転倒です。皮むけが乾燥様の症状を呈するということを取り違えています。 とにかく赤み、痛みがあると「皮膚の炎症状態」が「皮膚の適度なターンオーバー亢進」より勝ってしまい、一歩間違えば色素沈着だらけの肌になってしまいます。
維持期はメンテナンス、もしくは他メーカーの化粧品で対応になると思います。
セラピューティックは「お顔のドーピング」のようなもので、3ヶ月フルコース終了時には実際の肌質以上の状態に持ち上げられています。 メンテナンスで高濃度レチノールを入れながらキープしても、じわじわ落ちていく(本来に戻っていく)ような印象になります。
それを分かった上で6ヶ月から9ヶ月は「耐えて」ください。
6ヶ月ほど経過すれば、トレチノインの耐性も、ハイドロキノン(ミラミン、ミラミックス)の耐性も抜けるので、再びセラピューティック修行が可能です。再び修行期間に入るかどうかは自分次第でしょう。 修行と維持を繰り返して、ベースラインを底上げしていくのが基本の考え方になります。
あくまで当院での指導方法です。
赤み、皮むけが出たら休薬して、落ち着いたら再開してもらっています。
心配な人なら、なおさらこの方法が合っていると思います。
2日〜3日で反応出る人が多いですが、個人差があります。
改善力もゆっくりになりますが、酷い合併症は避けることができます。
セラピューティックを上手く使いこなした結果、非常に肌質がよくなり、終えた後に後戻りと戦っている状況の方は多いです。
それだけセラピューティックの効能が劇的である証だとおもいます。 セラピューティックはある種「肌のドーピング」のような状態です。
ターンオーバーがトレチノインにより亢進し、メラニン産生も抑えられているので、止めるとゆっくりですがセラピューティック前に戻っていきます。 戻り抑制には、まずはメンテナンス(高濃度レチノール)で対応が基本と考えます。
予算に余裕があればIPLやエレクトロポレーションなど追加施術で半年〜9ヶ月キープ、その後トレチノインとハイドロキノン耐性が抜けた頃に「二回目のセラピューティック」をトライするのをお勧めします。
当然メンテナンスで満足キープされる方はその継続で十分だとおもいます。 一度肌のベストコンディションを体験してしまうと、落ちていく肌質が耐え難いかもしれませんが、セラピューティックは年1回と決めて、それ以外は他の施術を楽しむ時間と割り切っていくのもいいかもしれません。 2回目のセラピューティックは1回目より肌質上位にいく場合もありますので、上手くゼオスキンサイクルに生活を乗せていくといいと思います。
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