足のタコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)の治療

タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)が出来る原因

タコは医学的に「胼胝(べんち)」と言います。ウオノメは「鶏眼(けいがん)」です。角質の分厚い足の裏や手のひらなどに、繰り返し刺激が加わると、反応性に角質が分厚くなり固くなります。

足の裏にタコやウオノメができるときは、大抵の場合その部位に荷重がかかりすぎていることが原因です。

繰り返し同じ場所に荷重がかかることで、体の防御機能として角質が肥厚するのです。

手のひらのタコはスポーツや通学のカバン、仕事の繰り返し刺激などで生じます。

足の裏のタコは開張足・扁平足といった足の骨格の歪み、体幹の歪みから体重バランスが乱れ、荷重のかかり方が不均一となり生じます。女性の場合はヒールが高い靴や先のスリムな靴を履くことで足のアーチ構造がみだれて、骨格の変形が生じ、結果としてバランスの乱れにつながりタコとなって現れます。

どうやって治療するか

治療の1つは、「現場の治療」です。すなわちタコを物理的に削って減らすという治療、柔らかくして痛みを緩和する治療です。単純に削ってしまうということになります。即時的に痛みはとれますが、根本的な原因が治っていなければ、すぐにタコは再燃します。

2つめは、「原因の除去」です。こちらが根本的な治療となります。まずは原因がどこにあるのかを探ります。手のタコの場合は日常的な習慣(仕事やスポーツ)によることが多く、タコにかかる負担を減らせば改善します。

足の場合は「毎日の歩行」で負担がかかる場所なので、「負担をなくす」ということは困難です。歩かないわけにはいかないからです。レントゲンなどで足のアーチの乱れをチェックし、足底のアーチに合わせたインソールを作成します。

私はインソール治療は役割が2つあると思っています。超高齢者向け(あまり歩かない高齢者)の「アーチに添わせてクッション性を高めて荷重分散を図るインソール」と、若年〜中年者向け(まだまだ歩行機能が元気な高齢者)の「変形したアーチを矯正して正常な動きに誘導するインソール」です。

年齢や歩行機能に応じて、義肢装具士と「インソールの矯正度合い(高さ)」や「足底の素材のやわらかさ」を変えています。医師の意見と義肢装具士の意見をすり合わせて、患者さんの足底の変形や環境・状態にあわせた装具を提供しなければ解決しません。

どういう病院を探せばよいのか

タコ・ウオノメで悩まれている方は、単純に削るだけの治療しかしない病院では根本治療ができておらず、いつまでたっても治癒しません。

足の骨格の歪みまで評価し、インソールの作成やインソールを用いて足底の筋群の柔軟性を上げるリハビリテーションにまで対応できている病院を見つけるべきだと思います。ただ、そういう病院は多くありません。

フットケア治療を診療内容に掲げている病院でも、インソールやリハビリまでチーム体制で診てもらえるところはなかなかありません。

逆にそういう治療にまで力を入れている病院は「フットケア治療」を売りにしている病院のはずです。ホームページをじっくり読んでみましょう。フットケア治療に力を入れている病院は、ホームページにしっかり治療内容を記載しているはずです。

フットケア治療は保険で対応できます。

フットケア治療は保険治療で対応できます。自費でやっている病院や、自費のフットケアサロンなどがありますが、爪白癬やタコ(胼胝)、開張足・外反母趾・扁平足など病的な内容でお悩みの方は、保険治療を受けましょう。特に高齢者の重度フットケア病変については、自費の域では対応が難しい場合も多く、専門の病院でしっかりと治療を受けてほしいです。

費用も保険治療であれば安価になりますし、出来る内容も高度になります。保険治療にまで至らない爪切りだけのような状況であれば自費でも良いと思いますが、自費の治療の場合は保険治療薬が出せない、もしくは出せたとしても自費での処方になり高額になります。

爪の治療、たこの治療、外反母趾の治療、インソールの治療、下肢静脈瘤の治療、どれも保険治療が可能です。

「フットケア、○○(地域名)」で検索して、医療機関で保険対応しているところを探しましょう。力を入れている病院は必ず検索にあがってくることでしょう。

Image by PaintedFeet01 from Pixabay 

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