今回の日本褥瘡学会はオンライン開催
2020年9月11日(金曜)-12日(土曜)で第22回日本褥瘡学会学術集会が開催されます。当院からも自分が演題を1題登録しました。
座長も指名していただき、やる気満々だったのですが、コロナ禍の影響で現地開催はなくなり、演題発表はオンライン配信という形式になります。
コロナの影響でどの学会もこのような状況であり、学会参加でモチベーションを高めていたり、新しい情報を得ていた自分としては、とても残念な状況です。
一応登録した演題について、お知らせしておきます。
「O-084 褥瘡回診リーダー制度の導入と地域教育への応用」生駒市立病院 形成外科 中西 新
当院オリジナルの「褥瘡回診リーダー制」についての演題発表です。学会参加される方は是非見てください。
第22回日本褥瘡学会学術集会の注目演題(あくまで個人的主観によるものです)
- 教育講演4 坐骨部褥瘡を識る。:坐骨部褥瘡はどこまで治療しますか?
- 教育講演7 医療現場で鍛えるサーバントリーダーシップ ~チームの力を高めるために~
- 教育講演15 坐骨部褥瘡患者へのリハビリテーション医療の原則
- S8-2 褥瘡患者におけるリハビリテーションの市民権
- S11-5 ベッド・マットレスにおける安全対策 〜理学・作業療法士の立場から〜
- 特別企画 褥瘡に係る医療保険制度 −診療報酬を基本から理解し、2020年度改定を徹底活用しよう−
- 薬剤研修 褥瘡はごく初期から重症まで外用薬で早く効果的に治すことができる −古田メソッドのポイント−
- O-129 褥瘡治療に対する高気圧酸素療法
- P-024 治療に難渋した仙骨部褥瘡に対し、OASIS細胞外マトリックスを使用した2例
以上が、個人的にオンデマンド配信になったら確認しておこうとメモしている演題です。抄録集が届いたので、一通り目を通して興味ある演題をマークしてみました。当院でも患者さんが増えている脊損患者の坐骨部褥瘡に対する発表やリハビリテーションについて興味があり、セレクトがやや偏っています。
早く通常開催に戻って欲しいです。
オンライン開催の学会は、個人的にはモチベーションあがりません。今回はこんなことになると思っておらず、演題登録していましたが、今後もオンライン開催になるなら継続して演題出す気になるかどうか・・・。
コロナは世の中を変えてしまいました。学会運営についてもこのような状況です。だれも悪くないので、仕方ないことであり、なんなら学会運営されている方々はもっと苦労が多いものと思います。
当院でも定期的に「生駒褥瘡フォーラム」という勉強会を開催しています。参加者を集めての開催は今年は難しいと思いますので、オンラインでの配信のような形式にせざるを得ないかもしれません。どうもオンライン会議やオンライン飲み会といったものに「虚しさ」を感じてしまう性分で、気が乗りません。
なにか新しい形式での「生駒褥瘡フォーラム」を企画したいのですが、アイデアが浮かばず悩んでいます。いいご意見があればコメントいただけると幸いです。