眼瞼下垂の手術費用

眼瞼下垂の手術費用

<2020年6月14日 初回投稿、2020年9月10 日 リライト>

眼瞼下垂の症状があり、手術を受けようか検討中の方は手術の費用が気になるところだと思います。病院は診察の場ではあまり費用のことまできっちり話すことがなく、最終会計で判明するという場合が珍しくありません。これは、治療の途中で使う薬剤や、入院期間が伸びたりすると会計が大きく変わってくることがあるため、「合計でおいくらです」という回答がしづらいためです。また年齢により自己負担額の割合も違うことも影響しています。

入院の手術か、外来通院の手術かでも費用が大きく異なります。

細かい価格までは個人差・病院差があるので出せませんが、当院での対応について解説します。

眼瞼下垂:挙筋前転術の費用

保険治療の手術費用は「点数」で決められています。全国一律で、保険コードは「K219:眼瞼下垂症手術」です。

K219 眼瞼下垂症手術 

  1. 眼瞼挙筋前転法 7,200点(3割負担:21600円、左右で43200円)
  2. 筋膜移植法 18,530点(3割負担:55590円)
  3. その他のもの 6,070点(3割負担:18210円、左右で36420円)

最も一般的な眼瞼下垂の手術費用は「挙筋前転法」で「K219−1 :7200点」です。1点10円の計算になりますので、片眼で72000円ということになります。両眼で144000円です。純粋な手術費用に局所麻酔や点滴といった費用も含まれて手術の料金は決まります。

私の病院では、挙筋前転術は入院2泊3日を推奨しています。目元の腫れや、出血が当日の夜から翌日にかけて危険性が高いため、3日目の朝のチェックで腫れが引いてきていれば退院としています。金曜日手術なら、日曜日の朝に退院するような流れです。この場合、先ほどの手術費用に加えて2泊3日分の入院費用が加算されます。食事や処置費用、術後観察の看護費用など様々な入院管理にまつわる費用が、2泊3日の場合おおよそ9−10万円程度になっています。

すなわち、眼瞼下垂の2泊3日、挙筋前転術で対応された場合の医療費総額は約24万円程度になっていることがほとんどです。

眼瞼下垂:退院時に実際に支払う額は?

自己負担額の割合は、75歳以上の方は1割、 70歳から74歳までの方は2割、70歳未満の方は3割と決められています。(1割負担、2割負担に当たる年齢の方については、現役並み所得があれば3割負担になります。)詳しくは以下のリンクをご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/dl/info02d-37.pdf#search=%27医療費+自己負担割合%27

つまり実際に支払う額面は以下の通りになります。

1割負担:約24000円程度

2割負担:約48000円程度

3割負担:約72000円程度

高額療養費負担制度の適応になられる方もおられますので、上記のリンクから確認してみてください。

ちなみに、個人で入っている医療保険で手術お見舞金などが出る場合もあります。普段保険掛け金を支払っている方はこういうときに、きっちり利用しておきましょう。手術が終わってから、保険会社からの書類を病院に提出してください。

これまでに「眼瞼下垂」について書いた記事を以下にまとめてリンクしておきます。眼瞼下垂治療にご興味ある方はお気軽にご相談ください。

最新情報をチェックしよう!

形成外科の最新記事8件