美容のためのサプリメントと効能

美容のためのサプリメントと効能

美容治療はゼオスキンに代表される「外用化粧品:ホームケア」の治療と、レーザー・IPLのような「機械的治療」、超音波イオン導入のような「外用+機械」など、直接肌に働きかける治療が効果的です。

案外見落としがちなのが、「栄養」も肌に大きく影響するという点です。

サプリメントは「体の中から」肌を浄化し、美肌・美白に導きます。

食事のバランスが偏ったら「肌荒れ・吹き出物」増えませんか?

ストレス・疲労が溜まったら「肌の質」が悪化した覚えありませんか?

栄養やストレス・睡眠といった内因性の要素も「肌の綺麗さ」には大きく影響します。
サプリメントは1日2−3回内服することで栄養素の改善、疲労改善などの効果がありますので、ゼオスキンやIPLとも併行して取り入れていくといいでしょう。

美白に効果のあるサプリメント

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シナール配合錠(ビタミンC)

アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム顆粒

ビタミンCのサプリメントです。
美容サプリメント好きな方はシナールは大抵飲んでいるのではないでしょうか。
市販のビタミンCとの違いとしては、シナールにはビタミンCの働きを助けてくれるパントテン酸が配合されている点が挙げられます。

ビタミンCの美肌の効果としては以下の5点が有名です。
① メラニン抑制 ・還元作用
② コラーゲン生成促進  
③ 抗酸化作用  
④角化の正常化  
⑤ターンオーバー促進

トラネキサム酸カプセル250(トラネキサム酸)

トラネキサム酸は人工合成されたアミノ酸の一種であり、炎症を引き起こす生体内の酵素「プラスミン」を抑制する「抗プラスミン作用」を持っています。
女性ホルモンや紫外線等の刺激誘因物質がケラチノサイトに働くと、メラノサイト活性化因子である「プラスミン」が産生され、そこからメラノサイトのメラニン産生が始まります。トラネキサム酸は初期の段階でプラスミンをブロックし、メラノサイトに活性のシグナルが届くのを防ぎます。


トラネキサム酸のプラスミン阻害作用より、肝斑のもとを抑える効能が得られます。

ニキビなど皮膚に炎症が起こった後の色素沈着(シミ)に対しても効果あり。美白効果が期待できます。

トコフェロールカプセル(ビタミンE)

ビタミンEの主な働きは抗酸化作用です。

抗酸化作用で酸化を予防することにより、シミやシワ、たるみといった年齢肌を食い止めることができます。

また、ホルモンバランスを整える働きがあり、過剰な皮脂の分泌によるニキビの予防に効果を発揮します。血行促進による肌荒れの改善効果もあり。

またビタミンEはビタミンCを一緒に摂ることで、相乗効果が得られます。ビタミンEは体内のあぶらの部分を活性酸素から保護しますが、このときビタミンCが一緒にあると、活性が失われたビタミンEを再活性化してくれます。

美肌に効果のあるサプリメント

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リボフラビン酪酸エステル(ビタミンB2)

ビタミンB2はビタミンB群の中で美肌効果が最も高い栄養素です。

ビタミンB2欠乏症では、口角炎や脂漏性皮膚炎になったり、グルタチオン還元酵素の活性が低下し活性酸素の消去が不十分になります。

ビタミンB2を摂取すると、ターンオーバーが正常に働き、シミや肌荒れの無い、なめらかでツヤのある美肌が得られます。

皮膚が健康になることで皮脂のバランスが整い、肌の乾燥や肌荒れを防ぐことができます。
粘膜保護作用により、唇の端が切れる口角炎、口内炎の予防につながります。

シグマビタンカプセル(ビタミンB1,B6,B12)

ビタミンB1:疲労回復効果。糖質を代謝する働き。糖質を代謝できないと体内で脂肪が蓄積し、肥満の大きな原因になる。ダイエット効果や肌荒れの改善。

ビタミンB6:皮膚、粘膜や毛髪、歯の健康を保つ。皮膚の新陳代謝が活発になり、ハリやツヤ、うるおいのある肌がキープできる。皮脂をコントロールする働きにより、ニキビやテカリの予防に。

ビタミンB12:「赤いビタミン」と呼ばれるビタミンB12は、健康な赤血球を増やし悪性貧血の予防に。

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