Twitterの質問箱にきた「ゼオスキン関連」の質問と回答、第11弾です。
たまに質問者さんのようにバランサートナーとデイリーPDだけでも反応出てしまうタイプの人を見かけます。 うちの場合、そういう反応があるなら1日おきの使用とか間隔を空けながら、徐々に慣らしていくように勧めています。
不安そうなら2週ごとくらいで診察で状態みながら、イオン導入や保湿追加など色々相談しています。
案外1ヶ月くらいすると使い慣れてくることが多いです。
反応が強い方はターンオーバーが遅れておりレチノールによく反応している結果だと考えます。レチノールが上手く効いてターンオーバーが改善されてくると肌がふっくら健常になり安定してきます。焦らず長期スパンでじっくり使うことをおすすめします。
難しいのは外用化粧品に本当に合わなくて、アレルギー的に反応が出ている時です。ごく少数の方は化粧品の成分に合わない方はいると思います。見極めは難しいのですが、そのために診察がありますので、反応が繊細に出てしまう人はしっかり処方元の先生と相談しながら、細かく通院してカウンセリング受けるのが良いと思います。
マスク肌荒れはコロナ禍の産物ですね。
まずは原因除去として、マスクをする時間が減らせそうなら減らす。減らせないなら「質の良いマスク」を使う。マスクと肌の間に優しい素材を挟む(ガーゼや被覆剤の様な)のがおすすめです。
手間ですが、原因除去しないと、いくら良い化粧品を使っても改善はしないでしょう。 その上で回答します。 ブライタライブとシーセラムの併用は特に問題ありません。
デイリーPDとブライタライブ、シーセラムの3つを同時に使うと塗布容量も手順も多くなり、「めんどくさい」ことになります。
アドバイスするなら「朝はデイリーPD+シーセラム」「夜はデイリーPD+ブライタライブ」にすると、減りも少なく長持ちします。効能もよく効くとおもいます。
男性にもゼオスキンはおすすめです。
しみ、しわ、肌質改善、ニキビ改善にとても効果的です。 普段ケアをあまりしていない男性なら、女性よりも効果の実感は強いかもしれません。
美容の効果実感は、ケア前後のギャップが大きければ、より強く感じられます。ノーケアの男性がセラピューティックなりメンテナンスなり2-3ヶ月しっかり使った場合は効果の「ギャップ」が大きくなります。非常に喜ばれます。
デメリットとしては、男性は女性に比べ「スキンケアへの自己投資」の額面感覚が低いため、ゼオスキンのセットは高額に感じられると思います。(女性でも人によっては高額に感じらるとは思いますが) なので、男性のケア希望の場合はフルセット提供よりも、その方のニーズに合わせて「セルニュープラス混合」でお出しすることも多いです。
例えば「洗顔はセルニュープラス・ピーリングソープ」+「化粧水はバランサートナー」+「美容液はスキンブライセラム0.25を週末のみ」とかにすると価格も18400円(税別)になり、受け入れやすくなります。別に男性専用メニューではないので、女性でもいいんですけどね。学生さんなどには良く提案している格安プランです。
ケア内容も普段は洗顔と化粧水のみで、週末だけ高濃度レチノール使うくらいなら、手間が少なく、忙しい平日の朝や疲れて帰った夜にスキンケアまで考えられないといった男性思考にも、うまくFITします。
ちなみに私自身もスキンケア面倒男子(アラフォーおじさん)なので、洗顔はピーリングソープ(セルニュープラス)、毎日ではないですが、バランサートナーとデイリーPDを時々余裕あるときに使用、疲れ肌質を感じたらスキンブライセラム0.25くらいで引き締めてます。
しっかり睡眠とって生活サイクルを乱さないこともスキンケアにつながるので、大切にしています。お酒は最近はほぼ一切飲みません。酒と睡眠時間は肌質にかなり影響しますので要注意です。
セラピューティックのインターバルは「トレチノインとハイドロキノンの耐性を抜く」作業だと思っています。
すなわち、どのくらい耐性がついたかにもよります。 メーカー推奨どおり、セラピューティック期間でしっかりトレチノインを効かせて(毎日使って)、反応期⇨耐久期⇨安定期を迎えた方は、最終的にトレチノイン使ってもほぼ反応がでないくらいになっていると思います。 そういう方はトレチノイン耐性をしっかり獲得してしまっているので、インターバルはしっかり目に開けてからのほうがいいでしょう。おすすめはメンテナンスのセット2セット分以上、すなわち6ヶ月以上空けてからの第二セラピューティックということになります。
当院で勧めている、保守的セラピューティック(反応でたらトレチノイン休薬)では、3ヶ月くらいしてもトレチノイン使えば反応出るような状態のままで、そのままミラミン、ミラミックスがなくなったらメンテナンスに移行していきます。このパターンの方はトレチノイン耐性はあまりでていませんが、ハイドロキノン耐性は知らずのうちに着いていると思います。これについても個人差があるので、一概に何ヶ月休薬とはいいづらいところですが、メンテナンス1クール分(3ヶ月)も開けていれば、再びセラピューティックに行くことは可能と思います。
ただ、セラピューティックは「反応の出る修行期間」であり、メンテナンスは「改善後のご褒美期間」と考えると、あまり修行ばかりしているのも本末転倒だと思います。適度にセラピューティックを取り入れて、なるべく長くメンテナンスで維持させるのが理想と【個人的には】考えています。