ゼオスキンでニキビ対策するにはどれを使う?

ゼオスキンでニキビ対策するにはどれを使う?

結論から言います。程度の軽いニキビへの対応であれば3点でトライしましょう。

①ジェントルクレンザー  (5200円)
②バランサートナー (6000円)
③スキンブライセラム0.25 (10000円)   合計 21200円(税別)

あくまで若年者のニキビ治療を想定しています。価格帯もとにかく抑えて治療に入りやすいように配慮してこの3点を推奨します。 3ヶ月近く持ちますので、月7000円程度の負担と考えていいと思います。

若年者のニキビは、洗顔などのスキンケアによって皮脂の量と水分量を適度に保ち、肌を清潔に保つことが大切です。また洗顔のあとの保湿も重要です。優しく、肌になじむように化粧水を使います。化粧水を使用して皮膚が乾燥しすぎるのを防ぐことで、肌の水分量が適切に保たれます。

ニキビの保険治療ってどんなものがある?

皮膚科でのニキビ治療は過去には赤ニキビに対する抗菌剤が中心でした。近年発売されたアダパレン(商品名:ディフェリンゲル)は ビタミンA様の作用で毛穴の詰まりを取って白ニキビを防ぎ、赤ニキビへの移行を抑える効果があり、尋常性ざ瘡に対して保険適応となりました。

「過酸化ベンゾイル:BPO」(商品名:ベピオゲル)が、2015年4月に日本でも処方薬として発売されました。赤ニキビに対しては殺菌効果が得られるとともに、角質を柔らかくして白ニキビの原因である毛穴の詰まりも予防できます。欧米では40年も前から標準治療として使われていました。

アダパレンはターンオーバーを促し、内部から余分な角質を剥がす、BPOは角質に作用して外から剥がしてくれるようなイメージです。

ディフェリンもベピオも皮膚科にニキビ相談に行くと処方してもらえます。

しかしディフェリン・ベピオでもなかなかニキビが改善しない方は多いと思います。そういう方には自費治療によるニキビ治療を試していただきたいと思います。ピーリング作用やビタミンAによるターンオーバー促進作用、ハイドロキノンによる色素沈着抑制は、加齢によるシミ・シワ・たるみの治療だけでなく、若年者のニキビ治療にも有効です。

1ヶ月使ってもらいました。13歳 女性

使用前
1ヶ月使用

うちの娘が額にニキビが出来始めていたので、お願いして3種セットを使ってもらいました。写真も撮らせてもらい1ヶ月の使用でどう変わったか、前後比較を行ってみました。

洗顔による皮脂除去、バランサートナー によるグリコール酸ピーリング化粧水の作用、そしてスキンブライセラム0.25はニキビ薬のようにスポットに1日1回夜間塗布してもらいました。

思春期の皮脂分泌過多な肌なため、日々変化が激しかったですが1ヶ月経過をみているとやはり3種だけでもニキビ抑制的に効いているようです。

皮脂分泌のコントロールと色素沈着の抑制

とりあえずは上記3種でコントロールできそうですが、もう少し効果を上げていくならば、やはり良質なレチノールを毎日朝夕浸透させて、色素沈着の抑制も同時に行いたいところです。

そこで予算をあまり考えず、とにかく良いものが使いたいという方向けに3種に追加でお勧めするならば

④デイリーPD (18600円)
⑤シーセラム  (13500円)  追加合計32100円(税別)

が良いでしょう。先の3点と合わせると53300円になります。なかなか学生さんにとっては厳しい費用になってしまうので、こちらは社会人や成人の方向けといえます。費用さえ問題でなければ若年者でも使用は可能です。

デイリーPDは良質なレチノール美容液です。毎日使うことでターンオーバーが正常化し、保湿も保たれます。詳細は以前「デイリーPDのすべて」でまとめていますので、そちらをご参照ください。以下にリンクを貼っておきます。

そして皮脂分泌抑制と色素沈着改善に働くのがシーセラムです。ニキビ治療にもシーセラムは非常に有用です。こちらも以前のまとめ記事をリンク貼っておきますのでご参照ください。

ほかにも、いろいろなアプローチでニキビ治療に取り組んでいます。イオン導入やフォトフェイシャルなども組み合わせると効果的です。ただし、経験上もっとも効果が見られるのはゼオスキンによる地道な肌質改善だと思います。